世界唯一の*豆乳パティシエ
むしやしないのオーナーパティシエ、鵜野友紀子です。
京都の手まり寿司のような愛らしいポーションケーキを多彩に揃え、好きな種類を好きな時に召し上がっていただきたい。
そんな想いで、2006年10月に『むしやしない』をオープンしました。
和食で学んだ地産地消の精神をスイーツでも生かしたいと考え、「心ほっこり」をお客さまにご提供することをコンセプトに店づくりをしています。
お客さまに喜ばれる新たなスイーツを開発するなかで、「豆乳」という素材の持つポテンシャルを発見。
この大きな可能性を秘めた素材を使い、「ココロもカラダもむしやしない」という大きな目標を見つけました。
それ以来、世界でたった一人の「豆乳パティシエ」として『むしやしない』を運営してまいりました。
また、食物アレルギーを持つお子さまとの出会いから、食と健康の関係を強く意識するようになり、アレルギーフリーのケーキ開発にも着手。
7年の歳月がかかりましたが、小麦・卵・乳成分をつかわずに、一般の方にも美味しく食べていただける「ミラクル*ケーキ」を世にお届けできるようになりました。
さらには、より安全安心な食を求め、農場で大豆の試作を始めるなど、これからも私たちに気づきをくれた豆乳・大豆を使い、パティシエという枠にとらわれず、ココロにもカラダにも良いものを提供していきたいと思っています。
プロフィール
1975年京都生まれ。
10代の頃にアルバイトをしていた創作日本料理店で「調理」に関心を持ち、料理人の世界へ。
6年の下積みを積んだ後、洋菓子の世界へ進出。
6年の修行を経て、30歳の時にオーナーパティシエ-ルとして、京都一乗寺に『むしやしない』をオープンした。
豆乳・大豆との出会いにより新ジャンルを確立し、豆乳パティシエとしてテレビ・新聞・雑誌などメディアに多数取り上げられる。
2015年、母になったことを機に、小麦・卵・乳成分不使用の「ミラクル*ケーキ」の販売を本格化。
10周年を迎えた2016年には、むしやファームを創設し、安全安心の原材料自給を計画。食に携わる者としての責任を果たすべく、日夜挑戦を続けている。
本当に美味しいものをつくるには、その素材がどこでどうやってつくられたかが、大切なポイントになります。
国産大豆の生産が減少し、良い素材の入手がむつかしくなるなか、「だったらつくろう」と農場に通い始めて数年。自社農場で育った大豆を豆乳スイーツの原料にする。そんな壮大な夢を持って、『むしやしない』は農業に取り組みはじめました。
まず初めに、有機枝豆「乙姫みどり」を店頭で販売。京都の丹波黒豆に由来する白い大豆“京白丹波豆”の試験栽培も始めました。農業の世界では、まだまだ素人で課題がいっぱいですが、それほど遠くない未来に夢を実現したいと奮闘中です。
お菓子という小宇宙から飛び出して、これからも『むしやしない』は可能性に挑戦し続けていきます。